短時間練習で効果を発揮している部活動の秘訣とは?”部活動サミット2018”【レポート】

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先月、静岡聖光学院高ラグビー部の選手達が
主体的に
企画、開催した部活動サミットへ
伺ってきました。

 

(スポーツ庁HPより引用)

 

《イベント内容》(クラウドファンディング)
『脱・ブラック部活! 短時間練習で効果を
発揮しているチームの研究大会を開きたい!』
https://camp-fire.jp/projects/view/69883

 

 

(静岡新聞の記事より)
『聖光高ラグビー部は全国大会8強と難関大学の合格を目標に掲げ、練習は週3日で毎回90分に限っている。
部員はより充実した部活動を目指して、選手の自主性を重んじたチームづくりで知られる県外のサッカー強豪校を1月に見学した。「同じように参考になる全国のチームを集め、自分たちの部を強くしたい」と研究大会の開催を思い立った。』

 

 

短時間の練習を選手が主体的に行っていて、
更に全国大会出場や全国優勝などの結果も
出しているという部活動が集まった研究大会、です。

 

 

今年3月、スポーツ庁が、運動部活動のあり方に関するガイドライン(学期中の1日の活動時間は平日2時間、休日3時間程度で週2日以上の休養日を設ける)を公表しましたが、
この研究大会に集まった部活動は、それより短時間の練習で効率的に行っている部活動です。

 

 

この研究大会、見学させていただいて、
自分自身にとっての学びにもなり、面白い時間でした。

 


はじめのアイスブレイクから、
研究内容の発表、
ディスカッションとその流れ、
講師の方の話が終わった後の締め方、まで。

※アイスブレイクとは、
他校の生徒同士が交流したり、
緊張をほぐすためのゲームのようなもの

 

 

これを全て高校生が主体的にやったイベント
とは思えないほど、すばらしかったです。

 

 

招待された指導者や講師の方々の内容を含めて、
特に印象に残っているところ、
伝えたいなと感じる部分を
シェアさせていただければと思います。

 

 

かなり抜粋したのですが、それでも結構な長さです。
よろしければ、ピンときたところをご自身の練習や活動に役立てていただけるとうれしいです。

 

 

 

【バスケ部監督 田中英夫氏】

埼玉県豊野中学校バスケ部
実績:2016年全国制覇

 

《練習時間↓↓ 冬は特に短く60分》


(少々私のメモがあり恐縮です)


①練習のドリル化
1つの練習を20秒~30秒でまわす。
今は24秒。試合で使う秒数を使っている。

 

 

②練習試合での課題の克服
動きづくり。

 

 

③主体性練習で意識を高める
選手が練習メニューを考える。
基礎基本のものを紹介はする。
その中で選んで時間の中で選ぶのは選手。

 

試合でのフォーメーションも選手が考える。
外練習でのフォーメーションも考えてもらう。
相手チームはこういう選手が多い、
じゃ、どういう動きづくりをする?

 

この時、先輩後輩の中でチームを組ませる。
→次世代へ積み重なっていく。

 

 

 

大事にしていること
◼︎声を出す→4つの役割

①場が盛り上がる。苦しい練習が楽しくなる。

②自分が声を出すことで行動が早まる。

③コミュニケーションが生まれる

④心拍数。心肺機能が高まる

 

 

▪️技術
・やさしいことを一生懸命やる。
(ドリブル、パス、重心の置き方)


・目の置き場所
キャッチした瞬間にゴールを狙えるように。

・判断状況をする習慣。(朝から寝る前までの様々な場面において)

 

 

 

 


 

 

 

以下、2校は静岡聖光学院高ラグビー部監督による、視察報告

 

【佐賀県伊万里高校野球部】
実績:21世紀枠甲子園出場

 

 

※Bチーム=1年生

 

1年生を見ないと間に合わない。
ひとつのことをできるようになるまで練習する。

 

1年生に力を入れている。
2、3年生は主体性ができているので、
試合後は皆で話し合っている。

 

 

 

 

 

 

 

【鹿児島県立立川高校】

バスケットボール部
実績↓↓

 

 

 

☆工夫①
ちょっと時間をかけてでもいいから、
どんな目的の練習なのか、皆で共有してから始める。

練習前に今日の練習の目的、
なんのためにこの練習をするのか、理解する。

1年生は時間がかかるけれど、1年生は特に丁寧にやる

 

 

 

☆工夫②
隙間時間を利用する。
昼休みなどに筋力トレーニングを行う選手がいる
これは強制ではない。

夜は寮があるので寮生で集まって筋力トレーニングしている

 

 

 

 


 

 

 

【安芸南高校サッカー部】 
実績:数年で県の3部リーグから1部リーグに昇格
サッカー部キャプテンと選手監督による発表
(ボトムアップ理論提唱者の畑喜美夫氏の現教え子)

 

 

《発表内容》
メンバー選考、練習メニュー、ゲームプラン、
戦術に共通して意識していること(全て選手達で行っている)
→PDCAサイクル(計画ー実行ーチェックー改善のサイクル)を大事にしている。

 

 

◼︎メンバー選考の基準(優先順位)↓↓

 

↑選考基準を決めておかないと、どこにむかってがんばっていいか、わからない。
自分が何で選ばれたか、選ばれなかったのかわからないため。 

 

1、社会性とは
チーム全員に信頼されていて、
その上で学校にも貢献している、
という選手を社会性の高い選手として評価している。

 

 

2、賢さとは
ミーティングの発言において、
どれだけチームに貢献した発言ができるか
その選手の主観ではなくて、個人のわがままではなくて、

ほんとうにチーム全体の勝つための発言の質。

(さっきも、質とは何なのかと話したと思うのですが)
この時の質は、チームがどうやって勝てるかの質とします。

 

 

3、巧さとは
自分たちのチームは、勝つことが目的ではありません。
自分たちの目的は、道徳観と倫理観を持った選手力の育成。

 

難しい言い方になるのですが、簡単に言うと、
社会出た時に人に必要とされる人間になろう、
社会に対して、貢献できる人間になろうということを目的としています。

 

いくらサッカーが上手くても、
例えば遅刻してきたり、
提出物を出さなかったりしたら
その人がメンバーに入れる事はないということは
全員が承知しています。


ここが軸だと思っていて、
いくら強豪チームに勝てたとしても、
メンバー選考がぶれてしまうと

 

チームのモチベーションが下がったり、
ほんとうは何が大切なのか、
なんでこのボトムアップという手法を使って
やっていくのかが
不安定になってしまうので、
このメンバー選考というのは自分たちの大切にしています。


自分たちがメンバーを決めることで
選ばれた選手は責任感がありますし、
選ばれなかった選手の想いというか、
気持ちを背負っているので、


試合に勝った時は全員が嬉しいし、
負けた時はほんとうに全員が悔しくて、
次に向けて頑張ろう、という気持ちになるので、
こういったところでメンバー選考というのは大事にしていて、

 

選ばれなかった人も、
選ばれなかったからふてくされるのではなく、
次に向けて頑張ろう、
まずは次の試合に向けてサポートしよう
という一体感というものを大切にしています。


メンバー選考をする上で自分達の部員は
80人弱いるのですが、その中で選ばれるのは20人です。

 

その中で競争していく、競い争うと書いて競争と書きますが
それだけでなく、僕たちは、このチーム全員で
共に創っていく『共創』というものを目指しているので、
選ばれなかったとしても
全員で一つの試合に向かっていく、
その共創というものを大事にしています。

 

 

 

◼︎練習メニュー
量より質というものをキーワードにして、
週2日の練習、土日の試合、というスケジュールを立てています。

 

週2日以外は何をしているかというと、
基本的にフリー練習。

 

フリー練は練習してもいいし、
ウェイトトレーニングをしてもいいし、
勉強してもいいし、帰ってもいい。

 

自己コントロールの時間だと思っていて、
メニューを決めるのは自分。

 

今は高校生で時間割だったり決まっているけど、
社会に出た時、それを決めるのはあくまで自分。

会社を決めるのも、何をどう時間を使うのかも、
自分だと思うので、フリー練習に関しては、
自分たちで決めるようにしています。

 

週2日の練習メニューなのですが、
自分たちのチームは、全員リーダー制、
というのを投入している。
簡単に言うと、一人一人が何かのリーダーである、ということです。

 

この一人一役のいいところは沢山あるのですが、
その中でも大きいところは、
サッカーが巧い、巧くないというのはあると思うのですが、
チームに貢献できるのはそれだけじゃない。

 

一人一役というのは、チームになくてはならないところを担っているところなので、
その担っているところをどれだけレベルを上げていけるか、
チームに貢献できるか、存在意義というのも見い出すために、
そして、責任感だったり、社会に出た時にリーダーになるために、
というところもテーマにしています。

 

練習メニューでキーワードにしていることは、
(質の高い練習にするために)、
ひとつはリアリティー
もうひとつは切り替え

 

具体的に言うと、リアリティーというのは、
その場面場面を想定する。

その時の脈拍をはかって、
例えばシュート練習をした、
その練習後に脈拍を図る。

 

その時の脈拍が試合の状態の脈拍に近いか、
というのを逐一測るようにしていることにリアリティーがある。
これを脈拍トレーニングと自分たちは呼んでいる。

 

その脈拍トレーニングを行ったり、あとは、雰囲気作り。
PK戦の時でも、しゃべりながらではなく、本当に試合に近い状況。
これを外したら負け、これを外したら負けて引退する、
という緊張感を持った練習では全然違うと思う。

 

オンザピッチとオフザビッチの切り替え。
グラウンドに入ったら、上下関係をなくして、言い合える関係を作る、
というのも関連付けて自分たちでやろうとしています。

 

もうひとつ切り替えのところは、
練習メニューの中の切り替え。


公私の切り替えだったり、勿論あるのですが、
それ以外に練習と練習の間の切り替え。
ある練習とある練習の切り替えの時間を決める。

 

今までは決めていなくてちょっと遅くなったりしたんだけど、
これからはそういう時間を決めながらやっていこうと思っています。

 

 

 

◼︎ゲームプラン、戦略
PDCAサイクルをすることで、チームで統一ができる。
個人でPDCAサイクルをまわす癖ができる。

 

試合中一喜一憂するのではなく、
気持ちの切り替えの部分でも、
個人でPDCAサイクルをまわすことは大事だと思います。

 

話は変わるのですが、
ミーティングをする上で自分たちの課題になったのが、
ミーティングがミーティングだけなってしまう、
という現象が起きてしまったんですよね。

 

それを1ヶ月間くらい続けてしまって、
成績も伸びないし、いいプレーもできない、
ということに陥ってしまった。

 

じゃなんで、ミーティングがミーティングだけに
なってしまうのかというと、
具体性がないから、という話になって。

 

例えば距離感を縮めようぜ、
その言葉としては距離感を縮めればいいんだなと
ひとりひとり思うと思うのですが、
一人一人の感じ方というのは、違うと思うんですよね。

 

その距離かが1メートルの人もいれば5メートルの人もいる。
ということで、自分たちの中で距離感ということを統一したり、
言葉に定義化する、というのを自分たちは1回最後まで行って、
そこからミーティングを続けていて、

 

例えば時間。
取られたらすぐ取り返す、というのではなくて
取られたら3秒以内に取り返す、
みたいな形で数字や人の名前というのを具体化して
ミーティングに臨んでいる。

 

ほかにも試合の1日のスケジュール、何時に集合して何時にアップする。
キックオフから逆算して、スケジュールを決めている。
気温や天候によって変わっていくので、
自分とトレーナーリーダーという人がいるので、
一緒に決めて皆に伝えています。
(以上です)

 

 

↑↑(私の勝手な感想)

安芸南サッカー部の選手の発表は、
ミーティングのためのミーティングになっていた
などの自己開示はじめ、発表しながら、
すぐ前に話された方の意見を交えて話していたり
自分が感じたことをアドリブで話しに組み込みながら
アレンジしていたところ、すごいし、伝わりやすいなと思って聞いていました。

 

それはもしかしたら、顧問の畑先生の話し方から
感じて自分で工夫したものなのかもしれませんが
見事に自分のものにしているなぁと感じました。

 

 

 


 

 

 

【静岡聖光ラグビー部】
実績:全国大会出場(花園)
代表選手による発表

 

 

※↑ノート提出とは、1日のスケジュール、
主体練習のメニュー、勉強内容をかいて先生に提出

 

 

◼︎環境美化について取り組んでいる↓↓

 

 

 

 

◼︎主体練について↓↓


主にウェイトトレーニングをしている。
放課後の練習時間を削らないため、
主体的にお昼休み等にトレーニングをしている。

この際、学年がバラバラになるような班で構成する。

→これは、学年間のコミュニケーションをとるためと、
高校1年生では追い込めないところを
高学年が入ることで追い込めるようにしている。
また、怪我をしないため。

 

 


◼︎練習での工夫↓↓

 

 

◆水までダッシュ(水を飲みに行くまでもトレーニング)

水を飲みに行くまでダッシュで行くことと、
タックルの姿勢をとるようにしている。
水分補給の際に、前の練習の反省点や
次の練習の注意点を必ず話すようにしている。


→辛くなるとダッシュじゃなくなったりするので
ここの質を上げていくのが僕たちの課題だと思っています。

※水までダッシュとは、水飲み場ではなく、
選手たちの用意した水が置いてある場所までダッシュするという意味

 

 

◆朝礼(練習冒頭)に必ずその日の練習の目的や
ポイントを映像ミーティングで共有している。

事前に練習内容を確認することで、主体練でも準備することができる。
また、どんな練習なのか想像することで、考えることになるから。

 

 

◆けが人ー通常の選手より辛いトレーニングをすると考えている。

けがをしてるから、体をでかくするとか、
けが人にもできることがたくさんあると思っています。
休日はトレーナーの方が来てくれて沢山しごいてくれて、
平日はそれを元にメニューを組んで頑張ります。

 

 

参考:スポーツ庁Webマガジン
短時間の効率的な練習で全国大会へ!その秘訣を視察レポート 静岡聖光学院ラグビー部

 

 

 

《ディスカッション》
”練習の質に波がある”
~常に公式戦のシーズンのように取り組むために~

 

↑上記テーマについて、どう改善したらよいか、選手同士(様々な高校が入り混じった6名くらいのグループ※競技も様々)でディスカッションし、グループのリーダーが発表していました。

 

発表内容
・毎回、練習目標を設定して全員と共有する

・個人の目標を皆に共有
→その日の練習がどうだったか、後で皆で話し合える場が質を高めると思ったため

・分刻みの練習を中心に行い、集中力が切れてきたら試合形式の実戦練習に切り替える

・実力の近い選手をライバルと認定し、その人より劣っているところを徹底的に練習する

 


↑↑今日知り合った者同士のグルーブ内でどんどん積極的に意見を出し合えていて(各ホワイドボードに書きながら)、5分間で見事に意見をまとめあげているところが素晴らしいと思いました

 

 

もしあなたがアスリート、もしくは指導者の場合
よろしければ、このテーマについて考えてみませんか?

”練習の質に波がある”
~常に公式戦のシーズンのように取り組むために~

あなたなら、どうされますか??

 

 

 

 

 


 

 

 

【星野明宏氏】
聖光学院ラグビー部総監督
週3日夏90分、冬60分の練習時間の中、花園へ2度導く。

 

 

 

”なんとなく”を排除することをひたすら繰り返した

 

 

 

4、話し合う時間がない
→水入れの時間はミーティングタイム

水入れの時間ー60秒
試合でトライされたあと、60秒~90秒、時間ができる。

 

練習でも、60秒で前の練習を振り返って、
60秒後、次の練習行くときに前の練習より
いい状態で、というトレーニングするようにした。

 

そのトレーニングをすることで、
試合でトライした、されたあとも、
その60秒を有効に使える。
で、次のプレーがうまくいく、を目指した。

 

何が良くて何が悪くて、じゃ、次どうするか、
結論付けて、どいう訓練を水飲みの時間でした。

 

 

6、意識レベルの統一がない
→意思統一ミーティング

練習内容は昼休みなどで予習しているが、
ほんとうに、全員同じ意識レベルでやれているか、どいうのが重要。

 

60分練習のはじめの5分10分をミーティング。
意思統一の映像を見たりする。

 

なんとなくの60分より、意思統一の50分の方が意味がある。

 

 

 

・61分やったらぶっ倒れる練習。
毎日やったらラグビーが嫌いになる練習、
をテーマにやった。

・並び&待ち禁止→少人数で全員を動かせる練習


・1本目からベストを尽くす
→この練習を10本やるよ、というとき
1本目に一番良い練習ができる。
2本目は1本目に準じているか。

8本目が1本目とどのクオリティか。
というの観る。

 

・試合の状況をつくる。
試合ラスト15分ー股関節に乳酸がたまって、
腿が上がりにくくなる。

じゃ、どうするか。走りこみの時間はない。

→ラスト15分の疲れている状況で、
40分~50分の練習をするしかないな、という発想。

股関節をめちゃめちゃ疲れさせる陸上の練習を
してから、練習を始めた。

その練習も股関節の可動域をあげる練習なので、
一石二鳥。

 

皆で集まって練習ときは、
皆で集まってでしかできない練習をすればいいい。
試合で起こることしかやらなくていい。

 

 

 

↑(私の場合)この違い、曖昧でした。

 

 

主体性だけあってもダメ。
基本のベースと自主性もあってこそ。

 

大切なのは、完璧にやることではなくて、
いま、自分に何が足りていないのか、
自分が何をしなきゃいけないのかなと理解すること。
日々、日々なんとなく過ごさない、ということが大切。

 

 


 

 

 

【畑喜美夫氏】
ボトムアップ理論の提唱者
前任の広島観音高校サッカー部を、ボトムアップ指導法で全国優勝へ導く

 

《講演内容》
皆が主役=選手、先生、保護者、ひとりひとりが主役。

 

ボトムアップのいいところ
監督がいなくなっても、組織が続く。
3年生がいなくなった、次の1年生、2年生がどう受け継いで創るか、ということを考えながら
3年生の1年間で組織を運営しているか。

 

自分たちの時代に結果を出すこと。
そして自分たちが卒業した後も、
選手主体でできるか、をきちっと考えながら創っている。
指示、命令ではなく、自分たちで創っている。

 


 

 

ミッション(目的ー何のためにサッカーをしてる?)
ビジョン(目標)、しっかり分けておく。
両方必要。

 

目的ー追求していくもの
目標ー完結。ゴールがある。
どんな会社も、目的が生産率や売上のところはひとつもないと思う。
地域貢献や社会貢献など、必ずある。

 

いつの間にか、ビジョン(目標)がミッション(目的)と
すり替わっている場合がある。

 

そうなると勝つか負けるかが目的だから、それ以上ない。
そして他人を責めたり暴力があったり。

 

勝っても負けても僕たちが追求しているのは人づくり。
人間性を高めていく、社会に通じる逆算。

 

なので、あまり一喜一憂しないで
トライできるんじゃないかなと思います。

 

何のためにサッカーしてる?
勝ちたい、Jリーガーになりたい、先発に入りたい、
いろいろあるけれど、それで終わりですか?
その先はなんですか?

 

それをやることが倫理観や道徳観をもった
人間力の育成につながる。
これで、社会で活躍できる。
社会で活躍できる、ということは
幸せな人生を送れるんですよ、という逆算。

 

これをイメージして、うちのチームはつくっています。

 

つまり、人間性を成長なくして、
試合に勝っても決して褒められるものではない。



保護者と一緒に5月にそれを確認します。
1時間の講演しています。

 

そうやるので、クレームは一切ないです。
なぜかというと、スタートでこういう確認をするんです。

 

うちは勝つことを目的としているチームではなく
子供達一人一人がここを卒業した時、
社会に出て活躍できるというのをイメージしています。

 

やっぱり社会のことから逆算する話を選手にもしますが、
保護者にもしないと中々わからないんですね。

 

簡単に言うと、いくらプロのなっても
20代後半で終わりですよね。
会社に入ります。

 

会社に入るとプロという看板を外さなければいけない。
いくらプロでやってました、
って20代30代引退した後に言っても、


会社では”だからあなたなんなの?
会社で活躍して!”ということになるんです。

 

だから看板外した後に残るものは人間性なんですよ。
人間性をきちっと育ててもちろんやってる
スポーツをやっていかないと、

その物事がいずれなくなった時に、
非常に苦労してしまう。

そういうやっぱり、僕は教え子を作りたくないので、
一緒になってこのキーワードでやっていくということです。

 

 

じゃ、ボトムアップ理論とは?

 

ボトムアップとの逆がトップダウン。
上から下、指示命令ートップダウン
生徒たちが主体的に意見を言い合いながら
組織を創っていくーボトムアップ
これを使うことによって現場力を高めて生産していく。

 

観て、感じて、気づく。
これが、キーワード。

 

トップダウンの場合は、まず耳から入れる。
おい、これゴミを拾え!
汚れているから掃除しろ!
これがトップダウン。

 

ボトムアップで人間性を磨くと、
ゴミが落ちていることに気づくから、
ゴミを拾って捨てるだけ。
汚ければ掃除して綺麗にするだけ。
ただそれだけ。

 

どんどん、観て、感じて、気づく。
五感を使っていけるのが、ボトムアップ。

 

 

 

クラブで目的はありますか?
これは必ずなければならない。

 

目標だと、大会に勝つなどあると思いますが、
大会に勝つことが目的ではないと思うんですね。
それが自分の何に活きてくるか、
その次のところまでがきちっとクラブの中で決めておくことが大事。

 

走るトレーニング、戦略のトレーニングなど、
それは最後は目的にむけてのクリアするものと
イメージできているとぜんぜん違う。

 

それがなくなって目標のみになっていると、
勝った負けたに左右されてムードが悪くなる。

 

主体性→皆で目的を共有することが大切。
そのために、風土づくり、が大切。

 

そして、挑戦できる環境も、大事。

 

やらされている、など外発的な動機
怒られるからやる、
評価されるからやる、
これではうまくいかない。

 

できれば、やるクラブにしたい
内発的な動機付け。
心から楽しい、うれしい、わくわくする、うまくなりたい!
こういう風に思うと、やる仕事になる。

 

例えば、雨でグラウンドが使えなくて練習中止。
やったーと喜ぶクラブなのか、
ええっ!先生練習やらせてくださいよ、というクラブなのか、
どっちかが一発でわかる。
やらされているクラブかやるクラブか。

 

とはいえ、いきなり全員やるクラブになるか、
というと
難しかったりするので、
このときやるのがトップボトムアップ。
トップダウンから入りながら、
すこしずつボトムアップにしていく。

 

トップダウンが悪いわけではない。
最近ニュースになっている不祥事も、
方向性だけ変えれば、熱量はある
その熱量を、いい方向に変えればいい。

 

一流チームのロッカーは素晴らしく美しい
→隙がない
それがあらゆる面で影響する。

 

ただただ結果を出すだけでなく、
結果も大事だけれど、
学校に応援されるクラブであるって大事ですよね。

 

全国大会、でたけど、誰も応援してくれない。
クラブだけは出るけど、授業中は寝ている。
学校では迷惑をかけてる。

 

やはり、周りの皆が応援してくれるクラブ、
というのも大事かもしれないですね。

 

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整理整頓ーこれが何につながるのか、何のためにやるのか、
考える材料としてはめちゃめちゃいい。
それがわかった時、人間力、めちゃめちゃあがる。

 

こんなことやって何になるんですか、
僕たちはそういう次元ではない。

 

整えることの重要性ー心が磨かれる。

 

 

人間力とは↓↓

 

簡単に言うと、勉強ができなくても能力はたくさんありますよ。
バランスよく、指導者は能力を見つけてあげなくちゃいけないし、
子供達も、理解することが大事。

 

 

 

 

3、メンバー選考ー選手達で選ぶ

ポイントは、上手い選手は3番目。
いくら上手くても、日の丸をつけようが、
Jリーガーに行くような選手でも、


学校に遅刻してくる、授業中居眠りしているとか、

そういう選手は一切選ばれません。
そういうチームじゃない。

 

そういう優先順位がわかってくると、
選手もきちっとしてくる。
人間性が上がると、プレーも上がるし、
成績も上がってくると思っている。

 

 

 

畑先生のエピソード。(感動した←私が)

3年生にとっては最後の試合。
1−0で勝っていた時、修正ポイントを見つけた。(畑先生が)
ベンチの選手にこれ、言ったほうがいいかな?と聞いたら、
”いや、先生言わなくていいです。”
そしてそのまま、同点、逆転されて2ー1で負けた。

 

試合に負けて泣き崩れている選手に、きいた。
”こういう修正ポイントについて気づいていた?”
ーいや、きづかなかった。

 

”ここをこうしていたら勝っていたと思う。
これ、伝えたほうがよかった?”

 

すると選手は
”先生、言わなくてよかったです。
これ言って勝ってたら、全く意味がなかったです”
その言葉に救われたんです、僕自身が。

 

それ以来、勝負の時、何も言わない。選手に任せる。
自分たちで決めた結果、良くも悪くも振り返れる。
手助けして勝たせる、というのはやらない。

人間性を高める、社会に貢献できる、というところに逆算している。

 

 

【ミーティングの際のキーワード】

ミーティングをめちゃめちゃする。
会議室を毎週月曜日おさえてくれ、と選手達に言われる。

 

 

 

 

 

人間性が高まると、組織力、プレー力も高まる。
練習を探求しようとしたり、工夫しようとする。
自分のものに自分でしていく。

 

 

 

 

 

以上、です。

 

 

 

この取り組みがスポーツ庁のHPに紹介されています。
「部活動サミット2018」リポート!”効率的な部活動”は生徒たちの「主体性」がキーワード

 

 

 

私が学生の頃、長時間練習が
当たり前だと思っていたので、
この取り組みは斬新で、こういったことを
学び合える環境も羨ましく感じました。

 

 

2020年から 大学入試が変わり、
センター試験の代わりに、 
2020年から 大学入学共通テスト
がスタートするそうです。

 

 

この改革の背景に 「社会の変化」があります。

     

 

めまぐるしく変化する 
現代社会において  
従来の受身的な
記憶力頼りの詰め込み式の教育では  
社会の変化に対応できる 
人材を育てることはできない。   
主体的に自ら問題を発見、 
他者と協力して解決するための 
資質や能力を育む教育が 不可欠である。   

 

 

よって、今後の大学入学者選抜は 
下記「学力の三要素」を 
多面的・総合的に評価されるそうです。     

 

 

学力の三要素  
1、知識・技能  
2、思考力・判断力・表現力  
3、主体性、多様性、協働性     

 

 

国がこれから  
この三要素を兼ね備えた 
人材を育てていく 
と宣言しているそうです。

 

 

これって、まさに『人間力』 ですね。  

 

 

自分自身を生きる力、
受身でなく主体的に人生を生きる力

 

 

全ては中庸で、
受け取り方次第、解釈の仕方次第だから
主体的に自分をコントロールする力があれば
どんな状況、環境においても 
対応していける

 



他者に決めてもらう他人軸ではなく

自分がどう生きたいか
自分の軸で生きる力

 

 

まさに、今回の活動も、ここに通じるものがあるな、と思います。

 

 

最近、学校や病院等のヨガレッスンにおいても、
『主体性』を自分の中で意識して進めたり、
実際参加者の方にお話しして、
意識して動いていただいたりしています。

 

 

その結果、より繊細に自分を感じやすくなった、
意識をコントロールしやすくなった、
などと感じて頂いている方もいらっしゃるようです。
どんなことにも応用できそう♪

 

 


せっかくなので、あなたにひとつ、質問させてくださいね。

 

 


あなたの練習、指導などで、
(上記サミットの内容を)例えばどんなことに活かせそうですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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